倭姫王 (Yamatohime no Okimi)
倭姫王(やまとひめのおおきみ、生没年不詳)は、飛鳥時代の皇族。
舒明天皇の孫で、古人大兄皇子の娘。
天智天皇の皇后であるが、子には恵まれなかった。
天智7年(668年)2月、大后となる。
天智天皇が病に倒れた際、天武天皇は、倭姫王が即位し、弘文天皇が太政大臣として摂政を執ることを進言したとされる。
また、天智天皇崩御後に、実際に倭姫王による即位または称制があったとする説もある。
天智天皇の危篤、崩御の際に詠んだ歌4首が万葉集に収められている。