常盤井宮全明親王 (Imperial Prince Tokiwainomiya Mataakira)
常盤井宮全明親王(ときわいのみやまたあきらしんのう、永享11年(1439年) - 大永元年12月7日 (旧暦)(1522年1月4日))は室町時代の皇族。
常盤井宮家5代当主。
4代・常盤井宮直明王の子で、兄弟に勧修寺に入った恒弘法親王がいる。
伏見宮貞成親王の猶子となり、永享11年4月に親王宣下を受け、3年後の嘉吉2年(1442年)には弾正尹に補任された(『砂巖』)。
この時代には珍しく長命を保ち、大永元年に83歳で薨去した。
が、先祖伝来の館・常盤井殿が応仁元年(1467年)6月に兵火にあい全焼するなど、政治の混乱に翻弄され、不遇な生涯であった。