常盤井宮直明王 (Prince Tokiwainomiya Naohito)

常盤井宮直仁王(ときわいのみやなおひとおう、生没年未詳)は室町時代の皇族、常盤井宮家4代当主。

『建内記』文安4年(1447年)条によると、常盤井宮滿仁親王の子で、当時既に出家しており、12,3歳になる三男がいたことが分かっている。
ここから、1447年頃に30歳ぐらいで少なくとも3人の子息がいたことは明らかだが、それ以外のことは史料が少なく、事績も全く不詳である。

伏見宮貞成親王猶子となり勧修寺に入った恒弘法親王(初名「恒興」)と同じく後崇光院猶子となった常盤井宮全明親王の2名の男子がいたことが『本朝皇胤紹運録』から分かっている。
が、『建内記』の「12、3歳の三男」とこの2名の皇子との関係も不明である。

ちなみにこの『建内記』では「入道直明王」とあり、常盤井宮家当主の中で唯一親王宣下を受けられなかったらしい。

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