黄文王 (Prince Kibumi)
黄文王(きぶみおう、? ~天平宝字元年(757年)7月4日 (旧暦))は、奈良時代の皇族。
長屋王の子。
母は藤原不比等の娘藤原長娥子。
729年(天平元年)のときの長屋王の変では、藤原不比等の外孫であったために死を免れる。
739年正月13日、従四位下、740年11月21日、従四位上。
741年7月3日、散位頭。
748年4月22日の元正天皇崩御、756年5月3日の聖武天皇崩御に際しては装束司に任命されている。
757年(天平宝字元年)橘奈良麻呂の乱のとき、奈良麻呂により皇位に擁せられた。
だが、兄の安宿王が白状したため捕らえられ、久奈多夫礼(頑に狂った者の意)と改名させられた後、拷問を受けて死亡した。