大炊御門家 (Oinomikado family)
大炊御門家(おおいのみかどけ)は、清華家の家格を有する公家。
家業は書道・和歌・笛・装束。
江戸時代の家禄は400石。
家紋は菱に片喰草。
侯爵。
藤原北家藤原師実流。
平安時代末期摂政関白藤原師実の子藤原経実(1068年-1131年)を祖として創立された。
大炊御門北、万里小路東に邸宅があったため大炊御門を称する。
経実は大納言どまりであった。
しかし、その子藤原経宗(1119年-1189年)は平治の乱で当初藤原信頼・源義朝方に付きながら寝返って平清盛方の勝利に貢献。
また、二条天皇の外舅として勢威をふるい、左大臣に昇って清華家の家格を確保した。
経宗の子藤原頼実(1155年-1225年)は二度に渡って太政大臣を務めている。
明治維新後、大炊御門幾麿(いくまろ)の代に侯爵を授けられた。