難波家 (Nanba Family)
難波家(なんばけ)は、羽林家の家格を有する堂上家の一つをなす公家。
本姓は藤原氏。
江戸時代の家禄は300石。
子爵。
摂政藤原師実の五男である大納言藤原忠教を始祖とする。
忠教の五男の難波頼輔は「本朝蹴鞠一道の長」と称されるほどの蹴鞠の名人だった。
彼の子孫にも難波宗長・飛鳥井雅経(飛鳥井家の祖)らの蹴鞠の名手を多く輩出し、そのため難波家も長い間蹴鞠を家業とした。
南北朝時代 (日本)の動乱で一時家系が絶えたが、江戸時代初期に飛鳥井家から難波宗勝(飛鳥井雅庸の子)を迎えて難波家を再興した(そのため難波家を飛鳥井家の庶流と見る考え方も存在する)。
家格は羽林家とされ、家禄は300石。
明治の華族制度において子爵とされた。