亀岡盆地 (Kameoka Basin)
亀岡盆地(かめおかぼんち)は、京都府亀岡市を中心に位置する盆地で、この地域の大動脈である国道9号沿いに人口、産業、商業が集中している。
その他の地域は田畑を中心とした農業がほとんどであり、豊富な地下水でおいしい米を産する。
断層角盆地で、中央を桂川 (淀川水系)が横断するが、どちらかというと市街地のある南側の地盤が低いため、ひとたび川が増水すると、亀岡市街地は冠水しやすい。
現在は日吉ダムができたためにひどい洪水は起こっていない。
亀岡盆地の北東部から北部にかけ愛宕山山系が聳え立ち、このため冬になると亀岡盆地は霧が発生しやすい。
ちなみに温泉郷で知られる湯の花温泉_(京都府)を国道372号線で抜けると丹波高地に入る。
太古は大きな湖であり、風が吹くと美しい朱色の波が立ったところから、このあたりを丹のうみ・丹波と呼ぶようになったとされており、出雲神話で有名な大国主命が亀岡と嵐山の間にある渓谷を切り開いて水を流し土地を干拓して、切り開いた渓谷を妻神「三穂津姫」の名前にちなみ「保津川・保津峡」と名付けたという伝説も残っており、事実、湖だったことを示す地層も明らかになっている。