守山宿 (Moriyamajuku)
守山宿(もりやまじゅく)は中山道67番目の宿場(→中山道六十九次)で、滋賀県守山市の区域。
概要
江戸時代初期の1642年に「守山宿」として制札が与えられた。
この「守山」の地名は、比叡山延暦寺の東の関門として、東門院が創建されたことに由来する。
すなわち、比叡山を守るという意味である。
京からの東下りにおいては最初の宿泊地で「京立ち守山泊まり」と言われ繁栄した宿場。
後に、東の吉身、西の今宿が加宿となり、さらに発展した。
最寄り駅
JR東海道本線 守山駅 (滋賀県)
史跡・みどころ
道標
- 「右 中山道 并 美濃路 左 錦織寺 四十五丁 こ乃者満ミち」とある道標。
守山市指定文化財。
宇野本家
井戸跡
石造道標 「右 中山道 美濃路 / 左 錦織寺 木浜 道」
土橋
- 歌川広重が当所から宿場風景を描いたとされる
甲屋跡
- 謡曲「望月」の舞台
天満宮 (守山市)
東門院
源内塚
本像寺
- 木内石亭の墓がある
勝部神社
- 「勝部の火祭り」で知られる旧物部郷の総社。
本殿は国の重要文化財。
最明寺
- 北条時頼が寄進した石造五重塔は国の重要文化財。
馬路石邊神社
- 式内社
安楽寺 (守山市)
- 黄壁宗、本尊の秘仏木造千手観音菩薩立像は国の重要文化財
草津宿までの史跡・みどころ
今宿一里塚
- 日本橋から128番目の一里塚で、滋賀県では現存する唯一の一里塚。
滋賀県指定文化財一覧史跡名勝天然記念物。
伊砂砂神社(本殿は国の重要文化財)
隣の宿
中山道
武佐宿 - 守山宿 - 草津宿