愛宕山 (京都市) (Mt. Atago (Kyoto City))
愛宕山(あたごやま、あたごさん)は、京都府京都市右京区の北西部、山城国と丹波国の国境にある山。
概要
山頂は京都市に所在するが、約1.5km西に市境があり、山体は亀岡市にまたがる。
標高924m。
三角点(890.1m)は山頂の北方約400mの地点に所在する。
京都盆地の西北にそびえ、京都盆地東北の比叡山と並び古くより信仰対象の山とされた。
神護寺などの寺社が愛宕山系の高雄山にある。
山頂には愛宕神社 (京都市)があり、古来より火伏せの神様として京都の住民の信仰を集めている。
亀岡市側の登山口にも愛宕神社 (亀岡市)がある。
本能寺の変の直前に明智光秀が愛宕神社を参詣し愛宕百韻を詠んだことでも知られる。
亀岡市から愛宕山への登山道は光秀が通ったことから「明智越え」と呼ばれている。
愛宕山が登場する作品
落語『愛宕山 (落語)』
- 愛宕山でのピクニックのさなかに事件が起こる。
小泉八雲『常識 (小泉八雲)』(『骨董 (小泉八雲)』収録)
- 愛宕山の小さな古寺が舞台となる。
紫式部『源氏物語』
- 「東屋」にて愛宕山が和歌に詠まれる。