花脊峠 (Hanase-toge Pass (a pass on a national route in Sakyo Ward, Kyoto City))
花脊峠(はなせとうげ)は京都府京都市左京区内にある国道上の峠である。
概要
標高769mの国道477号上に位置する峠である。
三重県と大阪府を繋ぎ、紀伊半島を内陸に迂回する国道477号の長大なルート上で最も高い標高に位置する峠である。
名前の由来は花の美しい北山の懐にあるので「花の背」とよばれたから、花の都京都の北の背骨に位置するところにあるからなど諸説ある。
また脊という字は一般的に「背」を用いるが、本来は「脊」の字が正しい。
ちなみにこの峠より北側は花脊別所町、南側は鞍馬本町となっている。
道路状況
車両の通行が可能な峠であり、センターラインこそないが2.0車線はゆうにある広い道路を有する峠である。
この峠は冬季通行止めにはならないが、除雪の関係で積雪時には道幅が狭まる。
また京都バスの路線が通過しており、峠には「花脊峠」というバス停があって、登山客が主に利用している。
また勾配は急であり、隣接する百井峠程ではないが、麓の百井別れや九十九折れなども含めて酷道と呼ばれる区間である。
隣接する峠
百井峠(京都府京都市左京区大原百井町・同区鞍馬本町)