嵐山 (Arashiyama or Ranzan)
嵐山(あらしやま、らんざん)
日本の地名。
嵐山(あらしやま) - 京都府京都市の地名。
本記事で扱う。
嵐山町(らんざんまち) - 埼玉県比企郡の町。
京都市の嵐山に似た風景の谷があることから武蔵嵐山と命名された。
嵐山(あらしやま) - 神奈川県相模原市にある山。
標高406m。
東海自然歩道のルート上にある。
嵐山 (能) - 能の演目。
脇能物の荒神物。
嵐山(あらしやま)は京都府京都市の観光地。
国の史跡および名勝に指定されている。
本来地名としては西京区(桂川 (淀川水系)の右岸)を指し、左岸は右京区嵯峨野であるが、観光案内等では嵯峨地区を含めた渡月橋(とげつきょう)周辺全域を一まとめに嵐山と称する事が多いため、本記事では渡月橋周辺全域をしての嵐山を扱う。
嵐山はサクラや紅葉の名所である。
京都市街の西に位置し、平安時代に貴族の別荘地となって以来、京都の代表的な観光地となっている。
嵐山の中心部を流れる桂川にかかる渡月橋は嵐山の象徴になっている。
なお渡月橋をはさんで上流が大堰(おおい)川で、下流から桂川となる。
西日本旅客鉄道山陰本線の北側には嵯峨野と呼ばれる観光地が広がっている。
元来は寺社めぐりや紅葉などの景観が観光の主体であった。
1980年代には渡月橋の北側を中心にタレントショップが急増し、修学旅行生など若い観光客で賑わう一方で、雰囲気が破壊されるとの批判もある。
バブル景気崩壊後はこうしたタレントショップは減少傾向にある。
1990年代以降、小規模な博物館の開館が相次いでいる。
また、2004年には温泉が掘削された。
観光シーズンになると渋滞が激しく道路交通が麻痺してしまうため、乗用車の乗り入れ規制や、郊外に格安または無料の駐車場を整備しそこからバス (交通機関)で運ぶパーク・アンド・ライドの実験が行われた。
大堰川の上流の保津川の流域では林業が盛んであり、伐採した木材を京都の街に運ぶために川が使われた。
嵐山はその終着点であり、現在では同じコースを遊覧船で下る「保津峡保津川下り」が亀岡市から体験できる。
主な観光スポット
寺社
天龍寺
法輪寺 (京都市西京区)
野宮神社
宝厳院
博物館など
時雨殿
京都嵐山オルゴール館
京都嵐山美空ひばり座 - 2006年11月に一旦閉館した「美空ひばり館」が、2008年4月26日に改名のうえリニューアルオープン。
その他
渡月橋:夜はミニ水力発電の電力でライトアップされている。
写真などでは木造の橋と思われがちだが、実際は本体は鉄筋コンクリート製(欄干のみ木製)で、車の通行も可能である。
嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線:トロッコ列車でトロッコ嵯峨駅とトロッコ亀岡駅を結ぶ(冬季運休)。
大河内山荘
嵐山花灯路
小倉山
鳥居形(曼陀羅山)(五山送り火)
亀山公園 (京都市)
周恩来歌碑
嵐山公園(中之島)
嵐山モンキーパーク(岩田山)
交通アクセス
京都バス
京都市営バス
阪急嵐山線 嵐山駅_(阪急)
京福電気鉄道 嵐山駅 (京福電気鉄道)
西日本旅客鉄道嵯峨野線 嵯峨嵐山駅
長辻通 - 嵐山の中心を貫く通り