斑鳩町 (Ikaruga-cho)
特記事項
斑鳩町(いかるがちょう)は、奈良県生駒郡の町。
飛鳥時代に聖徳太子の手によって法隆寺が建立されたことなどでよく知られる、古い歴史を持つまちである。
法隆寺のすぐ西に広がる西里の集落は、近世初期の日本で最も組織的な力をふるった大工棟梁・中井正清の育った集落でもある。
それ以外にも多くの古い町並みが存在するが、高度経済成長以降、大阪のベッドタウンとして都市化が進み、落ち着いた町並みも、もはや過去のものとなりつつある。
地理
南に大和川が流れ、北には法隆寺の裏山にあたる松尾山 (奈良県)を中心とした矢田丘陵を仰ぐ。
西部には在原業平の和歌で知られる紅葉の名所、竜田川が、東部には「富の小川」として詠われている富雄川が流れる。
人口
奈良県統計
2007年10月1日現在 27,602人
人口増加率(2002年→2007年) -2.7%
歴史
古代の大和国平群郡夜麻(やま)郷、坂戸郷の地である。
龍田川が大和川に合流する地点の北西にある神南備・三室山山頂に延喜式内・神岳(かみおか)神社が鎮座する。
近年、藤ノ木古墳の発掘でも有名になった。
名所・旧跡
法隆寺
中宮寺
法起寺
法輪寺_(斑鳩町)
三室山 (斑鳩町)
吉田寺 (斑鳩町)
斑鳩神社
龍田神社
上宮遺跡公園
古墳
藤ノ木古墳
仏塚古墳
駒塚古墳
甲塚古墳
寺山古墳
丘の原古墳
瓦塚古墳 (斑鳩町)
斑鳩大塚古墳
舟塚古墳(花壇)
春日古墳
など多数。
合併問題
生駒郡の安堵町、三郷町、平群町と北葛城郡の王寺町、上牧町、河合町(西和7町)との合併が審議されていたが、斑鳩町・王寺町・平群町で実施された住民投票の結果、財務状況が良好である斑鳩・王寺両町で反対票が多数となり、両町が合併協議会を離脱。
協議会は解散され、合併は白紙となった。
また、新しい市の名前の候補は、西和市、法隆寺市、聖徳太市などが候補に上がり、新市名「西和市」の決定まで行っていた。