木津温泉 (Kitsu-onsen Hot Spring)
木津温泉(きつおんせん)は、京都府京丹後市網野町木津(旧国丹後国)にある温泉。
温泉名はきつであり、濁らない。
アクセス
北近畿タンゴ鉄道宮津線木津温泉駅下車、徒歩1分
2007年4月1日、駅ホームに足湯「しらさぎの湯」が完成した。
原泉掛け流しで、午前9時~午後5時まで利用できる。
利用は無料だが、鉄道利用者以外の利用には駅の入場券が必要になる。
京都縦貫自動車道宮津天橋立インターチェンジから国道178号、国道312号、府道17号、国道178号で木津温泉まで約37Km
泉質
アルカリ性単純温泉
源泉 湧出温度42℃ 毎分1400リットル
効能 神経痛・筋肉痛・関節痛・皮膚病 外傷性疾患・リウマチ・婦人病・胃腸病など
※効能はその効果を万人に保証するものではない。
温泉街
駅と国道178号線の間に数軒の旅館、民宿がある程度でいわゆる温泉街ではなく、丹後地方の閑静な情緒がある。
ここを訪れる観光客は温泉と共に、冬場のカニ料理を楽しみに訪れる者も多い。
歴史
木津温泉は京都府内でももっとも古い温泉で、別名「しらさぎ温泉」とも呼ばれる。
奈良時代の僧侶行基が、白鷺が傷を癒しているのを見て発見したという伝承も残っている。
今から1250年ほど昔、天平の飢饉が起こり、この丹後木津でも少なからずその影響を受け、疫病が発生した。
そのとき、この地を訪れていたのが行基であった。
行基は法力をふるうとともに、人々に温泉につかるよう説いてまわったそうである。
そのおかげで、この木津の地は疫病の難から救われたといい伝えられており、その疫病とは皮膚病の一種だったようで、それ以来木津温泉は、皮膚病の効能を第一にうたっている。