橿原市 (Kashihara City)
橿原市(かしはらし)は、奈良県中部の市。
総人口約125,000人と、奈良市に次ぐ県下第二の都市である。
市名は「神武天皇橿原の宮」に由来する。
近鉄大阪線でつながっていることもあり、大阪府柏原市(かしわらし)と混同されることが結構ある。
そのため、電話など口頭で『かしはら』と言う場合に、相手が大阪の柏原と勘違いしないように、『やまとかしはら』と言うことがある。
地理
市域のほとんどは平坦地であるが、畝傍山・天香具山・耳成山の大和三山が優美な姿を見せる。
気候
夏暑く、冬は寒い、また雨が少ない盆地特有の内陸性の気候である。
人口
奈良県統計
2007年10月1日現在 124,631人
人口増加率(2002年→2007年) -0.8%
歴史
古代の大和国高市郡遊部(あそべ)郷・久米(くめ)郷・雲梯(うなて)郷、十市郡神戸(かむと)郷の地であり、久米御県神社・畝火山口坐神社・川俣神社・高市御県神社・天太玉命神社・宗我坐宗我都比古神社など数多くの延喜式内社が鎮座する。
694年に日本最初の都城である藤原京が造営され、都が平城京に移転するまで16年存続した。
中世には寺内町である今井町が自治都市として発展した。
幕末から神武天皇建国の地として注目され、畝傍陵が造営され、また明治期には官幣大社・橿原神宮も創建された。
高度経済成長期には大阪市や京都市、奈良市などのベッドタウンとして人口流入が続いた。
沿革
1956年2月11日
高市郡八木町・今井町・畝傍町・真菅村・鴨公村・磯城郡耳成村の合併によって市制施行。
1956年7月3日
高市郡金橋村・新沢村を編入。
1957年7月1日
磯城郡田原本町のうち、飯高・大垣・豊田・新口・西新堂の5大字を編入。
国内
宮崎市(宮崎県)
1966年(昭和41年)2月11日姉妹都市提携
海外
洛陽(中華人民共和国・河南省)
2006年(平成18年)2月12日友好都市提携
ベジャ市(チュニジア)友好都市提携予定
名所・旧跡
橿原神宮
宗我坐宗我都比古神社
畝火山口神社
久米寺
神武天皇陵
藤原京跡
本薬師寺跡
今井町
おふさ観音
高野山真言宗別格本山 観音寺。
厄除け
大和ぼけ封じ霊場会、大和七福八宝の会、 大和十三仏霊場会札所。
バラの名所で、花まんだらと称している。
新沢千塚古墳群
宣化天皇陵
孝元天皇陵
益田岩船
丸山古墳
見瀬丸山古墳
観光
一部上記の名所・旧跡地と重複
今井町
おふさ観音
橿原神宮
久米寺
神武天皇陵
国の史跡 新沢千塚古墳群
特別史跡 藤原京跡
特別史跡 本薬師寺跡
国の史跡 見瀬丸山古墳
県指定史跡 益田岩船
大和三山(畝傍山・耳成山・天香久山の三山を指す。2005年(平成17年)7月14日、国の名勝に指定。)
行事
愛宕祭
かしはら商工まつり 「まほろばフェスタ」
ムーンライトIN藤原京
橿原夢の森フェスティバル