淀 (Yodo)
淀(よど)は京都市伏見区西南部に位置する地域。
淀川と桂川 (淀川水系)に挟まれた場所にある。
江戸時代は城下町(淀城)であり、また宿場町(淀宿)でもある交通の要衝であった。
現在も京都府道・大阪府道13号京都守口線や京阪本線が淀を通っているものの通過点に過ぎず、むしろ競馬のメッカ(京都競馬場)として知られている。
歴史
1589年(天正17年) - 茶々(淀殿)が淀城(後年の淀城とは違う場所と言われる)に入る。
1619年(元和5年) - 淀宿が設置。
1623年(元和9年) - 廃藩となった伏見藩にかわって淀藩が立藩。
1623年(元和9年) - 淀城(新淀城)が築城される。
1868年(慶応4年)1月 - 鳥羽・伏見の戦いで、敗走した幕府軍が淀藩へ助けを求めるが拒絶。
1889年(明治22年)10月1日 - 淀池上町、淀下津町、淀新町が合併し、久世郡淀町として町制施行。
1925年(大正14年)12月1日 - 現在の京都競馬場が開設。
1935年(昭和10年)4月1日 - 綴喜郡美豆村を編入。
1936年(昭和11年)2月11日 - 乙訓郡淀村を編入。
1957年(昭和32年)4月1日 - 京都市伏見区に編入。
京都競馬場
競馬ファンの間では淀競馬場あるいは単に淀と通称される。
特に、この競馬場で実施されるGIレースの天皇賞、秋華賞、菊花賞、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップの開催日には、全国の競馬ファンが多く詰め掛ける。
最寄り駅
京阪電気鉄道京阪本線 淀駅
淀宿
旧京街道の宿場で、東海道五十三次に数えられることもある。
京都への道は伏見宿 (京街道)経由と、鴨川 (淀川水系) 沿いの鳥羽街道がある。
隣の宿
東海道(京街道)
伏見宿 (京街道) - 淀宿 - 枚方宿