祇園 (Gion)
祇園(ぎおん)とは京都の代表的な繁華街及び歓楽街。
本来は祇園の「祇」の字は「示」+「氏」と書く(祗園は誤記。wikt祇を参照)。
但し、現地の店の看板や案内表示等にもJIS83字体の「ネ」+「氏」の表記は多数見られる。
八坂神社(江戸時代までは祇園社)の門前町として鴨川_(淀川水系)から東大路通・八坂神社までの四条通沿いに発展した。
京都有数の花街(舞妓がいることでも有名)であり、南座という歌舞伎劇場もある。
現在は茶屋、料亭のほかにバーも多く、昔のおもかげは薄らいだが、格子戸の続く家並みには往時の風雅と格調がしのばれる。
北部の新橋通から白川沿いの地区は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定、南部の花見小路を挟む一帯は京都市の歴史的景観保全修景地区に指定され、伝統ある町並みの保護と活用が進んでいる。
また、四条通と東大路の交差点は「祇園」交差点である(しばしば「祇園石段下」とも言う)。