西陣 (Nishijin)
西陣(にしじん)とは京都府京都市上京区から北区 (京都市)にわたる地域の名称。
上京区内の東の堀川通から西の七本松通、北の鞍馬口通から南の中立売通あたりまでの範囲の中を指すが、住所としては存在せず、どこからどこまでかは正確に定められているわけではない。
一般に西陣織など織物産業が集中する地域である。
また、日本で初めて映画館ができた場所である。
上記の織物産業は、鎌倉時代前半に綾織りの織り手がすでに集住していたことが知られている。
「西陣」の名は応仁の乱で西軍総大将である山名宗全が堀川よりも西に陣をおいたとされたことが由来である。
今出川通の大宮通と堀川通の間に西陣の史跡がある。
和装産業は京都を代表する産業であり、西陣はその中心地として繁栄したが、和装離れにより活気がやや失われている。