凹石 (Kubomi-ishi (Hollow Stones))
凹石(くぼみいし)とは、こぶし大の円礫・楕円礫のほぼ中央に浅い凹みをもつ礫石器。
凹みは打撃を加えたものと回転摩擦痕跡によるものがあり、前者はクルミの殻割りや石器製作に使われたと考えられ、後者は火を起こすための火きり杵を上から押さえたものではないかと考えられている。
蜂の巣石
凹みを多数もつ石器として蜂の巣石(はちのすいし)がある。
凹石とは異なり、板状の石材が選ばれることが多く、凹みは主に回転摩擦痕跡によるものであることから、火きり臼であると考えられている。
雨垂れ石(あまだれいし)との呼称もある。