小野氏 (Ono Clan (a clan which was active from the early seventh century to the middle of the Heian period))

小野氏(おのうじ)は、7世紀前半から平安時代中期にかけて活躍した氏族。
姓ははじめは臣であったが、八色の姓により朝臣に列せられた。
孝昭天皇の皇子である天押帯日子命(あめのおしたらしひこのみこと)を祖とする。

近江国滋賀郡小野村(現在の滋賀県大津市内)周辺を本拠とした。
なお、山城国愛宕郡小野郷(現在の京都市左京区内)も支配下にあったと考えられており、京都市左京区上高野西明寺山の崇導神社内には小野毛人の墓碑がある。

小野氏は、遣隋使となった小野妹子をはじめ、遣唐使などを務めたものが多く、東北や九州などの地方官僚などを務めたものも多い。

武蔵七党の筆頭の横山党(猪俣党)は、小野篁の末裔を称した。
横山氏(猪俣氏)の一族で、新田氏と自称した由良氏(横瀬氏)も小野を本姓としている。

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