島津荘 (Shimazu no Sho (Shimazu Manor))
島津荘(しまづのしょう)は、平安時代~鎌倉時代初期にかけて南九州にあった大荘園。
摂関家領。
日本最大の大荘園。
所在
日向国中南部と大隅国と薩摩国。
現在の宮崎県中南部と鹿児島県。
規模
最盛期は8000町超。
起源
万寿3年(1026年)に大宰大監の平季基が開発し、関白の藤原頼通に寄進。
領主
本家
摂関家(藤原頼通→藤原忠実→藤原泰子→藤原忠実→藤原基実→平盛子→藤原基通)
領家
摂関家家司(三位大夫)→興福寺一乗院
別当職
平氏・伴氏・藤原氏など有力豪族。
終焉
文治2年(1186年)に鎌倉幕府は地頭として惟宗忠久(島津忠久)を差し向けて支配させた。
忠久は比企氏の乱で一時失脚するも後に復権、戦国大名島津氏の経済基盤になるにいたる。