左院 (Sain (Council of the Left))

左院(さいん)とは明治初期の立法諮問機関。
1871年(明治4年)太政官により正院・右院と共に設けられた。
1875年(明治8年)元老院 (日本)設置にともない廃止。

構成は議長と一等から三等の議員、それに書記からなる。
議員の任免は正院に握られていた。
また、左院の議決は正院を拘束するものではなかった。
その権限は限定されたものであった。

1872年4月「立国憲議」を出し、国憲の制定計画を示した。
さらに同年5月には「下議院ヲ設ルノ議」を出した。
一種の議会制度の構想を示した。
下議院の規則である「国会議員規則」を起草したことでも知られる。

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