正院 (Seiin (the Central State Council in the early Meiji period))
正院(せいいん)とは1871年(明治4年)の廃藩置県後に発布された、太政官職制の最高機関である。
それまでの太政官を正院、左院、右院の三つに分け、左右両院の上に立つ。
政務を執る正院は従来の太政官に相当し、太政大臣、納言、参議、で構成される。
その後、1873年に改正され、その権限はさらに強まり、天皇輔弼の責任が明確にされた。
1875年に左右両院が廃止されたが、正院は引き続き存置される。
1877年廃止。