町 (単位) (Cho (a unit of length in old Japanese system of weights and measures))

町(ちょう)は尺貫法での長さ(距離)または面積の単位である。

長さの単位

この場合は丁とも書く。
条里制においては6尺を1歩 (尺貫法)として60歩を1町としていたが、太閤検地の際に6尺3寸を1間とする60間となり、後に6尺を1間とする60間となった。
メートル条約加入後の1891年に、メートルを基準として1.2キロメートルを11町と定めた。
すなわち1町は約109.09メートル、1キロメートルは約9.1町となる。

面積の単位

長さの単位の町との区別のために町歩(ちょうぶ)と呼ぶこともある。
1町の10分の1を反または段という。
条里制においては、一辺の長さが1町の正方形の面積(1町が60歩なので3600歩)を1町(町歩)としていた。
太閤検地の際に3000歩(坪)を1町とした。
メートル条約加入後の1891年に120ヘクタールを121町と定めた。
すなわち1町は約0.9917ヘクタール(9917平方メートル)、1平方キロメートルは約100.83町となる。
1町は1ヘクタールに非常に近い値であることから、日本においては面積の単位のメートル法への移行はスムーズに行われた。

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