院近臣 (In no Kinshin (the retired Emperor's courtier))

院近臣(いんのきんしん、院の近臣)とは、院政を行う治天の君の側近及びその集団の事を指す。

治天の君に仕えた乳母の血縁者や、中流貴族の国司(受領)出身者が多かった。
摂関家に代わって権勢を振るうことが多かった。
だが、時代が下るにつれて院の近臣間でも権力闘争が起こり、1159年(平治元年)の平治の乱の一因となった。

鎌倉時代中期以後、徳政の推進が院政の課題となってくると、法律や有職に通じて実務に長けた中級貴族の登用が目立つようになった。

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