一番槍 (Ichiban-yari (a group of spearmen or a person to spark a war))

一番槍(いちばんやり)とは、槍を用いて交戦の口火を切る軍団もしくは個人のこと。
主に戦国時代 (日本)の合戦で用いられた言葉であるが、現代社会においても最初に手柄をあげた人の事を指す。

概要
主に日本の戦国時代 (日本)の合戦では、敵軍に対し最初に槍で勝利をあげた者を指した。
それ自体が勇猛な証であると評価されたことから、武士の名を高めるほか恩賞の対象となった。

このため、しばしば一番槍を巡って軍令違反も生じた。
珍しい例では徳川家康の家臣団であった水野勝成は、大将格であったにもかかわらず一番槍をあげ軍令違反として処罰されている(表面的な理由は、大将格が序盤で戦死すると総崩れになる可能性を危惧したものだが、統率者としての自己顕示欲の強さを戒める面もある)。

一番槍のほかに、一番太刀も存在した。

[English Translation]