教育令 (Kyoikurei (the 1879 Education Order))
教育令(きょういくれい)は、1872年(明治5年)に公布された学制(明治5年太政官布告第214号)に代わり、1879年(明治12年)9月に公布された教育に関する法令である。
概要
地方官(府県長官)に与えられた権限を縮小し学区制を廃止した内容になっている。
私学校設立と国民の重い負担に鑑みて就学に関する規定を緩和したが反対意見が噴出し、翌1880年(明治13年)12月と1885年(明治18年)8月の2度の改正がなされた。
1886年(明治19年)、初代文部大臣森有礼による学校令の制定によって廃止された。