日野事件 (Hino Incident)
日野事件(ひのじけん)とは、昭和26年(1951年)10月18日に、滋賀県蒲生郡日野町 (滋賀県)で発生した公安事件。
事件の概要
1951年10月18日午前11時30分、滋賀県蒲生郡桜川村(現・東近江市)に、在日朝鮮統一民主戦線や祖国防衛隊 (在日朝鮮人団体)のメンバーが集結し、自転車にスピーカーを取り付けて自転車デモを行おうとした。
滋賀県公安条例の届出を出していない違法デモであった。
国家地方警察滋賀県本部蒲生東地区警察署では、これを制止しようとしたが強行突破し、日野町内に侵入した。
それから日野郵便局前で「朝鮮人強制送還反対」「軍事基地化反対」などの演説を行った。
その間、周辺在住の在日コリアンが集まり、ピケを張ったりバリケードを作ったりした。
そして、警官隊に向かって投石したり、棍棒で襲い掛かったり、拳銃を奪ったりしたので、公務執行妨害罪で20人を検挙した。