編年体 (Hennentai (a descriptive method of history))
編年体(へんねんたい)とは歴史の記述法の一つで、起こった出来事を年代順に記してゆく方法を指す。
対して、個人や一つの国に関しての情報をまとめて記述するのを紀伝体という。
日本の六国史のうち『日本書紀』を除くものは国史体とよばれる独特の記述法になっている。
これは編年体を基本としつつ、重要人物の死亡記事があるごとに簡単な列伝を挿入するものであるが、編年体の一種とされる。
代表的作品(中国)
『春秋』
『春秋左氏伝』
『竹書紀年』
『資治通鑑』(司馬光)
『続資治通鑑』(畢沅)
『明通鑑』(夏燮)
代表的作品(日本)
『日本書紀』
『栄華物語』
『水鏡』
『増鏡』
『百錬抄』