修業立志編 (Shugyo Risshihen (Discourses of study for success))
『修業立志編』(しゅうぎょうりっしへん)は福澤諭吉の著書のひとつ。
『時事新報』に掲載された、福澤の演説や論説、エッセイから成る。
全42編。
『福澤全集』未収録の単行本である。
成立
1898年(明治31年)5月から慶應義塾は慶應幼稚舎、普通部、大学部の一貫教育を始めた。
その時に、在学生向けの教科書として編纂された本である。
編纂者は菅学応。
同年4月16日に時事新報社から発行された。
1936年(昭和11年)3月20日に改版が出版された。
内容
表紙に、「福澤先生著」「修業立志編 全」「時事新報社發行」と記されている。
内容は、『時事新報』に掲載された、福澤の17編の演説や24編の論説、1編のエッセイから成る。
全42編の中で、以下の9編が『福澤諭吉全集』(岩波書店)未収録である。
(1897年(明治30年)7月31日掲載)
残りの33編の中で、『時事新報』社説の32編が『福澤諭吉全集』第8巻から第16巻に分けて収録され、エッセイの1編が『福澤諭吉全集』第6巻「福翁百話」304頁に収録されている。