孟津抄 (Moshinsho)

孟津抄(もうしんしょう)は、戦国 (日本)・安土桃山時代の関白・九条稙通が著した『源氏物語』の注釈書。
成立、原本は全20巻であるが、現存本には15冊・21冊・54冊本などもある。
後世においては異名の「九条禅閤」にちなんで九禅抄とも呼ばれた。

叔父三条西公条から伝授された。
三条西家の源氏学に『河海抄』・『花鳥余情』・『弄花抄』などの先学の説、更に自説を加えて各巻ごとに注釈を入れている。
草稿本と清書本が存在するが、伝本は少ないとされている。

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