源氏物語千年紀 (Thousandth Anniversary of the Tale of Genji)
源氏物語千年紀(げんじものがたりせんねんき)とは、源氏物語の成立千年を記念して実施される様々な事業である。
概要
紫式部日記の1008年(寛弘5年)11月1日の条に、「若紫」や「源氏」などの記述があることを根拠とする。
2008年(平成20年)が、源氏物語が読まれていたことが記録のうえで確認されるときからちょうど一千年を迎える。
そのことを「大きな節目」と捉え、記念して実施される様々な事業である。
経緯
2006年(平成18年)
11月1日 千玄室(代表)、秋山虔、梅原猛、瀬戸内寂聴、ドナルド・キーン、芳賀徹、村井康彦、冷泉貴実子の8人により「源氏物語千年紀のよびかけ」が行われた。
2007年(平成19年)
1月 源氏物語千年紀委員会が発足した。
4月27日 源氏物語千年紀事務局が開設された。
2008年(平成20年)
11月1日 京都国際会議場で、今上天皇・皇后臨席の元、記念式典が行われてた。
2009年(平成21年)
「源氏物語千年紀事業」が終了。
公式サイトが閉鎖され、「源氏物語千年紀委員会」が「古典の日推進委員会」に改組された。
組織
源氏物語千年紀事業の中心的な推進組織として源氏物語千年紀委員会が置かれている。
源氏物語にゆかりの深い京都府、京都市、宇治市、京都商工会議所をはじめ、近畿の府県や団体、文化庁などにより構成されている。
源氏物語千年紀の事業は源氏物語千年紀委員会との関係で主催事業、共催事業、後援事業、協賛事業に分かれている。
事業の趣旨・目的に応じて、委員会が事業者側に支援を行ったり逆に委員会が事業者側に対して協賛金または物品の提供を求めたりしている。
同委員会の元で実務を行う組織として事務局があり、京都と東京にオフィスが置かれている。
事業
以下のような源氏物語に関するさまざまな事業を実施する予定
源氏物語に関する講演会・シンポジウムや舞台演劇の開催
源氏物語に関する古文書・古美術品の展示会の実施
源氏物語に関する書籍の出版