藤原長能 (FUJIWARA no Nagato)

藤原長能(ふじわら の ながとう、天暦3年(949年) - 寛弘6年(1009年)頃?)は、平安時代中期の歌人。
名は「ながよし」ともいう。
父は藤原倫寧(ふじわらのともやす)。
母は源認の娘。
女流歌人で中古三十六歌仙の一人藤原道綱母は異母姉にあたる。
官位は従五位上伊賀国守にとどまる。
長能も中古三十六歌仙の一人。

花山天皇歌壇で活躍し、勅撰和歌集『拾遺和歌集』の撰定に関与したと考えられている。
門弟である能因法師が撰した「玄々集」には10首が入集している。
この中でこの数は最も多い。
「拾遺和歌集」以下の勅撰和歌集に入集。
家集に『長能集』がある。

[English Translation]