俊恵 (Shune)
俊恵(しゅんえ、永久 (元号)元年(1113年) - 建久2年(1191年)頃?)は、平安時代末期の僧・歌人。
父は源俊頼。
母は橘敦隆の娘。
早くに東大寺の僧となり、俊恵法師とも呼ばれる。
白川の自坊を「歌林苑」と名付け、そこに藤原清輔・源頼政・殷富門院大輔など多くの歌人を集めてさかんに歌会・歌合を開催した。
このように彼は歌壇に大きな刺激を与えた。
「詞花和歌集」以下の勅撰集に入集。
「歌苑抄」「歌林抄」などの選集を編集し、家集には「林葉和歌集」がある。