周防内侍 (Suo no Naishi)

周防内侍(すおう の ないし、長暦元年(1037年)頃? - 天仁2年(1109年)頃?)は、平安時代後期の女流歌人。
父は周防守平棟仲。
母は源正職(みなもとのまさもと)。
本名は平仲子(たいらのちゅうし)。

後冷泉天皇・後三条天皇・白河天皇・堀河天皇の4朝に仕えた。
以後、病のため出家し、までの間に没したようである。
「高陽院歌合」「中宮権大夫能実歌合」等、歌合には度々参加している。
公家・殿上人との贈答歌も残されている。
『後拾遺和歌集』以下の勅撰和歌集に35首入集。
家集には『周防内侍集』がある。
『栄花物語』続編の作者と想定されている。

小倉百人一首
67番 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ(「千載和歌集」雑上961)

[English Translation]