壇ノ浦夜合戦記 (Dan no Ura Yoru no Kassenki)

壇ノ浦夜合戦記(だんのうらのよるかっせんき)は、日本の古典春本の一つである。
壇ノ浦の合戦の際、入水するも救出された建礼門院と、源義経の情事を描いたもの。

頼山陽の作と言われているが、仮託の可能性が高い。
元々は漢文で書かれた。

概要
壇ノ浦の合戦の際、心ならずも命長らえた平徳子。
義経は徳子を慰めるべく酒宴を開き、家臣や女官たちに酒を振る舞う。
その後、義経は徳子と二人きりになると、あの手この手を駆使して、情事に持ち込むことに成功する。

なお、義経と建礼門院が通じるという話自体は「源平盛衰記」以来見られた。
江戸時代には庶民の間にも膾炙しており、これに題材をとった狂歌なども読まれている。
ただし、史実かどうかとなると、信憑性は殆ど無い。

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