慶運 (Keiun)
慶運(けいうん/きょううん、永仁年間(1293年-1299年) - 正平 (日本)24年/応安2年(1369年)頃)は、鎌倉時代後期から南北朝時代 (日本)にかけての天台宗の僧・歌人。
青蓮院法印浄弁の子。
父浄弁とともに和歌四天王の一人に数えられる。
京都青蓮院との関係が深く祇園別当目代を3度務めている。
二条家流の歌人であるが、晩年は冷泉派に近づいたといわれている。
叙景歌に優れ、歌は「風雅和歌集」「新後拾遺和歌集」「新続古今和歌集」に入集している。
家集には「慶運法印集」「浄弁並慶運集」がある。