文屋康秀 (FUNYA no Yasuhide)

文屋康秀（ふんやのやすひで、生年不詳 - 仁和元年（885年）？）は、平安時代前期の歌人で、六歌仙・三十六歌仙の一人。

文屋宗于の子。
子に文屋朝康がいる。
官人としては縫殿助（正六位下相当）任官したことが伝わる程度で卑官に終始した。

「古今和歌集」仮名序では、「詞はたくみにて、そのさま身におはず、いはば商人のよき衣着たらんがごとし」と評される。
「古今集」に5首、「後撰和歌集」に1首入集する。
しかし、「古今集」の2首は子の朝康の作ともいわれる。
小野小町と親密だったとされ、三河国に赴任する際に小野小町を誘ったと言われている。