紀友則 (KI no Tomonori)

紀 友則(き の とものり、承和 (日本)12年(845年)? - 延喜7年(907年))は、平安時代の歌人。
三十六歌仙の一人。
父は宮内権少輔紀有友(有朋)で、紀貫之の従兄弟にあたる。

友則も貫之同様官位は低く、延喜4年(904年)に大内記にとどまった。
紀貫之・壬生忠岑とともに「古今和歌集」の撰者となったが、完成を見ずに没した。
「古今和歌集」巻16に友則の死を悼む紀貫之・壬生忠岑の歌が収められている。
「古今和歌集」に入集しているほか、「後撰集」「拾遺集」などの勅撰集に入集している。
歌集「友則集」がある。

代表歌

古今和歌集に収められた歌
「久方の ひかりのどけき 春の日に しづ心なく 花のちるらむ」の作者。
この歌は国語の教科書に広く採用されており、百人一首の中で最も有名な歌の一つである。

[English Translation]