花宴 (Hana no En)
花宴(はなのえん)は、『源氏物語』五十四帖の巻名の一つ。
第8帖。
あらすじ
如月に紫宸殿で催された桜花の宴で、光源氏は頭中将らと共に漢詩を作り舞を披露した。
宴の後、朧月夜に誘われふと入り込んだ弘徽殿で、源氏は若い姫君と出逢い契りを交わす。
素性も知らぬままに扇を取り交わして別れた姫君こそ、朱雀帝への入内が決まっている右大臣の六の君(朧月夜_(源氏物語))だった。
一月後、右大臣家の藤花の宴に招かれた。
源氏は装いを凝らして訪れ、歌を詠みかけて目指す姫君を見つけ出した。