道命 (Domyo)
道命(どうみょう、天延2年(974年) - 寛仁4年7月4日 (旧暦)(1020年7月26日))は、平安時代中期の僧・歌人。
父は藤原道綱。
母は源近広の娘。
中古三十六歌仙の一人。
早い頃に出家し、天台座主良源の弟子となった。
読経の声に優れていたという。
1016年(長和5年)天王寺別当となる。
花山上皇と親しく、上皇の死を悼む歌が残されている。
「宇治拾遺物語」などには、和泉式部と親しかったという説話がある。
「後拾遺和歌集」以下の勅撰和歌集に入集。
家集に「道命阿闍梨集」がある。