三条西公条 (SANJONISHI Kineda)
三条西公条(さんじょうにし きんえだ、文明 (日本)19年5月21日 (旧暦)(1487年6月12日) - 永禄6年12月2日 (旧暦)(1563年12月17日))は、戦国時代 (日本)の公家・歌人・古典学者。
父は三条西実隆。
母は勧修寺教秀の娘。
法名は仍覚。
号は称名院。
子に三条西実枝、孫に三条西公国、外孫に中院通勝。
玄孫に春日局がいる。
父実隆から「源氏物語」の奥義を継承し、「明星抄」などの注釈を表している。
1528年(享禄元年)から翌年にかけて後奈良天皇に「古今和歌集」を進講している。
官位は右大臣正二位に至った。
1544年(天文 (元号)13年)京都二尊院で出家、仍覚と名乗った。
著書には、古典の注釈書「伊勢物語抄」「百人一首抄」、紀行文に「高野山参詣記」「三塔巡礼記」などがある。
他撰の家集として「称名院」がある。