仁科盛国 (NISHINA Morikuni)

仁科盛国（にしなもりくに、生没年未詳）は、戦国時代 (日本)の武将。
信濃国安曇郡森城主。
官位は正五位下、弾正少弼。

父は仁科盛明という。
子に仁科盛能、青柳清長、古厩盛兼、飯森盛春、渋田見盛家がおり、弟に丸山盛慶がいる。

仁科氏は先祖代々信濃国安曇郡の国人領主であった。
鎌倉時代に後鳥羽上皇の北面の武士となり1221年（承久3年）の承久の乱の時に朝廷方に付いた仁科盛遠の末裔。

南北朝時代 (日本)の仁科氏は、初め後醍醐天皇の皇子の宗良親王を奉じて南朝 (日本)方に属していたが、後に北朝 (日本)方に属した。

戦国時代、盛国の代に子供達を北信濃の安曇郡周辺に分家させて勢力を保った。
初め信濃小笠原氏に属して武田氏と戦っていたが、1561年（永禄4年）の仁科盛政の代に武田氏に降り武田信玄の五男、仁科盛信が養子となり仁科氏を継いだ