今出川実直 (IMADEGAWA Sanenao)
今出川 実直(いまでがわ さねなお、興国3年/康永元年(1342年) - 応永3年5月15日 (旧暦)(1396年6月21日))は、南北朝時代 (日本)・室町時代の公卿。
主に後村上天皇(97代)/後光厳天皇(北朝4代)から後小松天皇(100代)にわたって仕え、官位は従一位右大臣まで昇る。
父は大納言今出川実尹。
兄に左大臣今出川公直がいる。
子に左大臣今出川公行。
後今出川右大臣と称された。
正平 (日本)13年/延文3年(1358年)に従三位となり、公卿に列する。
その後、周防権守・参議・中納言・大納言・内教坊別当・近衛府などを歴任。
応永元年(1394年)に内大臣を経ずして右大臣に任官。
翌年官職を辞すも従一位を授与される。
応永3年(1396年)5月に兄公直が嗣子無く薨去し、実直が今出川家の跡を継いだ。
しかしながら、実直も同年同月中に後を追うように薨去。
結局、実直の子公行が今出川家の名跡を継いだ。