堀江弥生 (HORIE Yayoi)
堀江 弥生(ほりえ やよい、生没年不詳)は塩谷頼純の正室。
塩谷惟純の母。
上野国板鼻城主原重房の娘。
塩谷弥生(しおのや やよい)。
概要
堀江記によれば、平安時代末期、塩谷頼純の正室であった弥生は、その美しさから下野国の国司に目をつけられた。
弥生を手にするために国司は、弥生の父の原重房に命じて頼純を討たせた。
これを悲しんだ弥生は、頼純との間の子である月若丸(後の塩谷惟純)を乳母に託して逃がし自害する。
その墓は、堀江氏の菩提寺である六房寺にあったものと思われるが、六房寺は、かなり古い時代に廃寺になり、その跡には戦後まで6基の五輪塔があってそのひとつが弥生のものと思われるが、現在は埋められてしまい、当地は住宅地になってしまっている。
ただ、字名として「六房地」の名が残る。