忍海大国 (OSHIUMI no Okuni)
忍海大国(おしうみのおおくに、生没年不明)は、日本の飛鳥時代の人物である。
旧仮名遣いでの読みは「おしぬみのおほくに」。
姓(カバネ)は造。
674年に対馬国の国司守として産銀を報じた。
冠位は小錦下。
『日本書紀』天武天皇3年(674年)3月7日の条にのみ現れる。
この日、対馬国司守の忍海造大国は、「銀が初めて当国から出たので貢上します」と知らせた。
大国はこれによって小錦下の位を授かった。
これは対馬のみならず日本における最初の銀鉱山発見であった。
忍海大国について他の事績は知られない。