桂川甫周 (国興) (KATSURAGAWA Hoshu)

桂川 甫周(かつらがわ ほしゅう、1826年(文政9年)- 1881年(明治14年)9月25日)は、医師及び蘭学者。
名は国興(くにおき)であり、甫周は通称である。

父は6代目である甫賢、娘に今泉みね(名ごりの夢を著した作家)。

功績

オランダ商館長(カピタン)のヘンドリック・ドゥーフが、先に刊行されていたフランソワ・ハルマ(François Halma)の『蘭仏辞書』(1729年)を参考に著した『ドゥーフ・ハルマ』(通布字典、1833年完成)を校正及び改訂し、安政2年(1855年)に上巻・安政5年(1858年)に下巻の2巻からなる『和蘭字彙』を発行した。
同書は、9万語を収録し本格的な蘭和辞典として江戸時代の最高峰にあり、また対訳辞典の基礎としてその後の辞典に大きな影響を及ぼした。

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