橘則長 (TACHIBANA no Norinaga)
橘則長(たちばなののりなが982~1034)は、平安時代中期の歌人。
橘則光の子。
母は清少納言。
兄弟に橘季通・光朝らがいる。
生涯
大学寮において進士となったのち、蔵人、図書権助と、文官系官吏の履歴を重ねている。
その後、修理亮、式部丞となったのち、越中守として赴任したが、そのまま任国で死去している。
その作歌は後拾遺和歌集、続詞花和歌集などに入集されており、歌人として名を遺した。
同じく歌人として有名な能因の姉妹と妻とし、この間に則季が生まれている。
枕草子の能因本は、この関係からの伝来とされている。