歌川国政 (UTAGAWA Kunimasa)
初代 歌川国政(しょだい うたがわ くにまさ、安永2年(1773年)頃 - 文化 (元号)7年11月30日 (旧暦)(1810年12月26日))は江戸時代後期の浮世絵師である。
俗:佐藤甚助、号:一寿斎。
会津出身。
略歴
初めは紺屋の染物職人であったが、初代歌川豊国の門下となり師を超えると言われた才能を持ちながら、最期は引退、歌舞伎役者の仮面売りを営み早世。
残された作品は極めて数少ない。
作風
「大首絵」に残された役者の面相を美化することのみに終始しない研ぎ澄まされた感性は他の追従を許さない鋭さが見られ、「美人画」の上品な描写に独自の才能を見ることができる。
作品
「中村野塩の手拭をかぶった女」