源国信 (MINAMOTO no Kunizane)

源 国信(みなもと の くにざね、延久元年(1069年) - 天永2年1月10日 (旧暦)(1111年2月26日))は、平安時代後期の公卿、勅撰歌人。
村上源氏で、右大臣・源顕房の四男。
正二位・権中納言。
坊城中納言と号す。

経歴

1086年(応徳3年)の堀河天皇即位に際して蔵人に任ぜられたのを皮切りに、篤子内親王の立后に際して中宮職、翌には蔵人頭に任ぜられる等、堀河天皇に近臣として仕えた。
その後も堀河朝において要職を占め、参議、権中納言、正二位。

堀河院の歌壇で活躍し、1100年(康和2年)「源宰相中将家和歌合」を主催、また『堀河百首』を編纂した。
金葉和歌集初出、以後37首が勅撰和歌集に採られる。

百人秀歌(小倉百人一首の原撰本)
春日野の 下萌えわたる 草の上に つれなく見ゆる 春の淡雪

[English Translation]