源英明 (MINAMOTO no Fusaakira)

源 英明(みなもと の ふさあきら、延喜11年(911年)? - 天慶2年(939年))は、平安時代中期の歌人。
宇多源氏の出で、三品斉世親王の子。
従四位・近衛府。

昌泰の変により、父斉世親王が舅である菅原道真に連座して出家。
それに伴い、幼年時代は不遇であった。
16歳で従四位、翌年侍従に叙せられた。
醍醐天皇の信任厚く左近衛中将を経て、延長 (日本)5年(927年)蔵人頭に任ぜられる。

父の遺言で『慈覚大師伝』を完成した。
また、家集『源氏小草』(全五巻)があったとされるが伝わらず、『扶桑集』などに数十首の作品が残る。

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